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スキンケアの基本?化粧水の「真実」教えます

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2022年1月19日 / 更新:2022年2月16日

私たちが毎日使う基礎化粧品の定番アイテム化粧水。使用感や香り、謳われている効果効能など、さまざまなバリエーションがあります。季節や肌の調子、なりたい肌のタイプに合わせて選んでいる人が多いのではないでしょうか。今回はこの化粧水について探ってみます。

国によって違う?化粧水の使い方

日本では多くの人が化粧水を保湿の目的で使っています。ところが、ヨーロッパで保湿化粧水を探してもなかなか見つかりません。ヨーロッパでは化粧水というと、肌表面の汚れをふき取る目的で使用される「ふき取り化粧水」がベーシックなのです。その理由はヨーロッパの“水”にあります。

日本の水道水は軟水ですが、ヨーロッパは硬水です。硬水にはカルシウムやマグネシウムといったミネラルが多く含まれています。硬水はダイエットにぴったりのミネラルウォーターとして人気ですが、石けん成分との相性が悪く、石けんが泡立ちにくかったり石けんかすが肌に残ってしまったり…。それが肌荒れの原因となってしまうこともあります。そのため汚れや、メークを落とすクレンジングミルクなどをふき取るために、化粧水が使われているというわけです。

化粧水の本当の目的とは

一方、日本で使われている化粧水は保湿を目的としたものがほとんどです。では乾燥した肌の保湿に化粧水だけで十分かというと、残念ながら答えは「No」。その大半が水分でできている化粧水だけでは、つけた瞬間はしっとりしてもすぐに水分が蒸発してしまいます。乳液やクリームといった他の基礎化粧品と組み合わせて使うことが必要です。では化粧水の役割とはなんでしょうか。それは保湿成分など水溶性の美肌成分を肌に届けることなのです。

洗顔やクレンジングの後に化粧水を使用するとき、手でつけるのとコットンでつけるのではどちらがよいのでしょうか。実は化粧水の働きとしてはどちらも変わりません。手でつけると化粧水が手にしみ込んでしまうのでは…と心配する方もいるようですが、手で水がすくえるように、そんなにすぐに手に水分が浸透してしまうことはありません。ただ、凹凸のある顔に手で化粧水をつけるとムラになりやすいというのも事実です。

その点、コットンは化粧水をしっかり含んでくれるので、全体に行きわたらせやすいというメリットがあります。一方で摩擦や過剰なパッティングが肌に刺激を与えてしまうため、コットンを使用する際にはこすったりせずに優しく肌に滑らせるようにするのがポイントです。肌に刺激の少ない素材のものを選ぶことも重要ですね。

体の中から美肌をサポート

もともと人間の肌には水分を維持する機能が備わっています。ところが加齢と共にその機能は弱まっていきます。それを補うために保湿が必要になってくるわけですが、肌表面からだけでなく、中から保湿機能をアップさせることも重要です。そのためにはバランスのよい食事を心がけることがもちろんですが、特に肌のもとになるたんぱく質、体の中でビタミンAとなって皮膚や粘膜の健康維持を助けるβカロテン、美容のためのビタミンCは積極的に摂りたい成分です。

また、第7の栄養素として注目されているファイトケミカルスもおすすめです。植物の色や香りのもととなっているファイトケミカルスは、野菜や果物のカラフルな色に含まれる成分それぞれがさまざまな力がありますが、美容のために特に注目したいのが赤のファイトケミカルスといわれています。もちろん、ファイトケミカルスに含まれる成分はお互いがサポートし合って力を発揮するので、バランスよく摂ることが重要です。

乾燥が気になり始めるこの季節。化粧水などの化粧品での保湿はもちろん、体の内側からもしっかり対策して、しっとり肌をめざしましょう。

【参考文献】

  • 参考
    高橋書店「正しいスキンケア事典」吉木伸子・岡部美代治・小田真規子
    小学館「100歳までキレイできられる基礎知識101」白澤卓二
    小学館「スキンケアの常識非常識」木更容子


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