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肌がぷるぷるになるって本当?コラーゲンの真実に迫る!

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2022年1月 7日 / 更新:2022年2月16日

コラーゲンって聞くと、美肌になるために欠かせない成分だと思いますよね。「これを飲んでぷるぷる肌に!」というような売り文句のコラーゲンドリンクが売られていたりして。でも実は、健康食品としてのお肌をぷるぷるにすることに対するコラーゲンの有効性って十分に証明されていないのです。

お肌をぷるぷるにするのがコラーゲンの効果ではない!?

では、コラーゲンって必要ない成分なのでしょうか。もちろん、そんなことはありません。コラーゲンは皮膚や骨、血管、軟骨などを構成する、たんぱく質の一種です。たんぱく質は、ご存知の通り人体をつくっている成分。つまり、不足すると、体力や思考力はもちろん、体全体の機能が働かなくなってしまうのです。

細胞がレンガなら、コラーゲンは細胞を繋ぐモルタルの役割!

体のたんぱく質のうち約30%がコラーゲンだといわれています。そして、そのうちの40%が皮膚に存在しているといわれています。

コラーゲンは細胞と細胞の間を埋める役割を持っています。細胞をレンガで例えると、レンガの間を埋めるモルタルがコラーゲンになります。モルタルがないと、レンガはバラバラと崩れ落ちてしまいます。コラーゲンが不足すると、同じことが肌で起こるということに…!?

コラーゲンが不足すると骨粗しょう症!?

コラーゲンは肌だけでなく、骨にもかかわっています。骨に必要な成分といえば「カルシウム」が浮かぶと思いますが、カルシウムは骨を形づくるものです。そして、骨の強度を保つのがコラーゲン。つまり、コラーゲンが不足することは骨粗しょう症に繋がるといえます。

そのほか血管を支える働きもあり、肌のためにも、体そのもののためにも、なくてはならない成分なのです。

コラーゲンを減らす大きな原因は…

「活性酸素」って、聞いたことありませんか?
活性酸素はコラーゲンの量を減らし、劣化させてしまう大きな要因のひとつなのです。通常、活性酸素は体に入ってきた細菌やウイルスを撃退するものです。しかし、増えすぎると正常な細胞も攻撃してしまうのです。活性酸素が増える原因は、紫外線や喫煙、ストレス、運動不足や偏った食生活など。健康的な生活を送ることが活性酸素の増加を防ぎ、コラーゲンの減少を止めることにも繋がります。

しかし、コラーゲンを劣化させる大きな要因はもうひとつあります。それはズバリ、加齢。年齢を重ねて新陳代謝が行われにくくなると、新しいコラーゲンはつくられにくくなってしまいます。また、年齢を重ねるとつくられるコラーゲンの品質が劣化していくともいわれているのです。

コラーゲンそのものよりも、良質なたんぱく質を摂ることが効果的!?

加齢によるコラーゲンの減少は、どうしても防げないもの。ならば、意識して増やすしかありません。

しかし、コラーゲンを摂取しても、体内でそのままコラーゲンとして働いてくれるわけではありません。コラーゲンなどのたんぱく質は食べたら体の中で「消化・吸収」されるのですが、消化の過程でアミノ酸やペプチド (アミノ酸が2~3個結合したもの) など、「とても小さい分子」にまで分解された上で吸収されます。このため、コラーゲン(たんぱく質)を摂取すると「コラーゲンの材料であるアミノ酸を摂取した」ことにはなりますが、そのアミノ酸が再び体内でコラーゲンとして働いてくれるかどうかは分からないということです。

逆に、コラーゲンばかり食べていると、体内でのコラーゲン生成に必要な栄養バランスが崩れてしまうことも考えられます。

体内でコラーゲンを効率よく生成させるためには、いろんな種類のアミノ酸がバランスよく含まれる「良質なたんぱく質」を摂取することがおすすめです。

良質なたんぱく質をたっぷり摂って、体の中からコラーゲンを増やしましょう。

【参考文献】


  • 厚生労働省 ホームページ
    新星出版社『栄養成分の事典』監修:則岡孝子
  • 女子栄大学出版部『栄養素の通になる 第3版』著者:上西一弘
  • 国立健康・栄養研究所 ホームページ

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